FC2ブログ

一揆のこと

影

12月18日火曜日

ここのところ、数日家に籠もっています。
添削と選句でまたたくまに2日間が過ぎましたが、本も一冊読みましたよ。

かなり前に出版された武州世直し一揆を素材にした小説風ルポで、フィクションなのか、ノンフィクションなのか、かなり際どいところですが、読み物としては魅力的でした。
なにしろ、この一揆、上名栗から始まったことになっています。
リーダーの紋次郎さんや豊五郎さんをはじめとして大勢のお百姓が獄死したり、行方知れずになったり、射殺されたりして凄惨を極めるのですが、名栗では記念碑や案内板はありません。
ダムへの道路脇の壁画と、観光協会のホームページで紹介されているのみ。
壁画は消えかかっていて、なんの絵なのかとおりすぎるだけではわかりません。
地元の人も知らなかったりする。
百姓道具をかかげて飯能に打ち壊しにいく名栗の農民だと思うのですが。

彼らがさきがけとなって、米の値下げなどを訴えて何万もの農民達がたちあがったところまでは「世直し」ですが、たちまち暴徒と化して、お金持ちを襲うだけになってゆく……それだけ庶民の生活が苦しく、不満が溜まっていたのでしょうが、みんながみんな正義の訳がない。ただ便乗するだけの人も数知れず……。
名栗では結局打ち壊しがなく「無血」の一揆のようですが、ほかの地域では死傷者をたくさん出しています。

美談には裏がありますね。
やはり気の毒なのは、獄死した二人の庶民ではなかったかと。
選挙のさなか、そんな一揆の本や資料を読み、思いに耽っていた私なのでした。

来年のひな飾り展では、紋次郎さんの墓所をコースに盛り込んだ名栗のエコツアーが開催されますよ~。

つるし柿








コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

yamagaratei

Author:yamagaratei
埼玉県飯能市、下名栗の俳句工房山雀亭
そのなんでもない日常をつづります。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR